住宅リフォーム事業者団体国土交通大臣登録第1号

大規模修繕工事かし保険

国土交通省認可 大規模修繕工事かし保険の取次について

概要

物件引渡し後、工事箇所に瑕疵(かし)※が発生した場合に利用できる保険です。
瑕疵発生時に施工会社が倒産していた場合は、瑕疵の箇所を修繕する費用は発注者(管理組合等)に保険金として支払われます。
当協会(MKS.A)は、国土交通大臣指定保険法人社の取次店です。
かし保険を利用する施工業者は、保険会社に予め事業者登録しておくことが必要です。
※瑕疵とは欠陥・不具合のことをいい、雨水の侵入(雨漏り)などが該当します。

ハウスプラス住宅保証株式会社
株式会社住宅あんしん保証

MKS.Aは、国土交通省の「住宅リフォーム事業者団体登録制度」の第1号団体として登録されています。そのため、事業者団体構成員として国土交通省に届け出している正会員が元請業者となる物件が戸当たり100万円以上(税込)、もしくは総額億円以上(税込)となる場合は、原則、当該のかし保険を付保することが義務付けられています。
 ただし、発注者の意思でかし保険を不要とする際は、工事請負契約書※にその旨の記載が必要です。工事請負契約書にその旨の記載がない場合は、「瑕疵保険付帯不要通知書」を作成し、請負契約書と一緒に保管するよう国土交通省から指導されています。

※工事請負契約書の書式は、民間(七会)連合協定工事請負約款委員会によるものです。 

 

ご契約・ご申請前の注意点

MKS.Aは、特定住宅瑕疵担保責任の履行の確保等に関する法律第17条の規定に基づき、国土交通大臣指定法人であるハウスプラス住宅保証株式会社株式会社住宅あんしん保証の「共同住宅等大規模修繕工  事瑕疵担保責任任意保険」(大規模修繕工事のかし保険)の取次店です。

大規模修繕工事のかし保険 パンフレット

・ハウスプラス住宅保証(株)  
請負事業者用  
管理組合・オーナー様用

・(株)住宅あんしん保証    
請負事業者用  
管理組合・オーナー様用

保険対象部分

概要図

大規模修繕修繕工事の主な項目

  1. 下地(タイル)補修工事
  2. 外壁等※1塗装工事
  3. 鉄部塗装工事
  4. 屋上(屋根)防水工事
  5. ルーフバルコニー防水工事
  6. ベランダ(廊下・階段等)防水工事
  7. シーリング
  8. 窓サッシ交換工事
  9. 玄関扉等交換工事
  10. 給水管(設備)更生(更新)工事
  11. 排水管(設備)更生(更新)工事
  12. 灯油等管路工事
  13. 灯油等供給設備工事
  14. 電気/給排水設備工事など

保険の対象とならない工事

  1. 内装工事
  2. 独立した共用の施設(居住スペースのない建物(風呂、トイレ、台所なし))
  3. 外構工事

保険金をお支払いする場合

保険の対象となる工事の瑕疵に起因して、以下のいずれかの事由が生じ、被保険者(施工会社)が瑕疵担保責任を負担する場合

  1. 構造耐力上主要な部分 ・・・・・基本的な構造耐力性能を満たさない
  2. 雨水の侵入を防止する部分 ・・・防水性能を満たさない(屋内への雨水侵入)
  3. 給排水設備 ・・・・・・・・・・通常有すべき性能又は機能を満たさない(水漏れ、つまり等)
  4. 灯油等管路 ・・・・・・・・・・同上
  5. 給排水設備・電気設備 ・・・・・機能が失われる

補償内容

一般的な大規模修繕工事の場合

対象となる工事 一般的な保証内容かし保険の補償範囲かし保険の保険期間
下地(タイル)補修工事施工部位の再発  漏水5年
外壁等(※1)塗装工事剥離・膨れ・
著しい変退色(※2) 
漏水5年(特約付保の
場合10年※5)
手すり等工事 (※3)剥離・発さび腐食2年
屋上(屋根)防水工事(※4)漏水・剥離・膨れ漏水5年(特約付保の
場合10年※5)
ルーフバルコニー防水工事漏水・剥離・膨れ漏水5年(特約付保の
場合10年※5) 
ベランダ(廊下・階段等)防水工事漏水・剥離・膨れ漏水5年
シーリング工事漏水・剥離・膨れ漏水5年

改良等の工事の場合

対象となる工事一般的な保証内容かし保険の補償範囲かし保険の保険期間
窓サッシ交換工事
(※6)
施施工に起因する不具合 漏水5年 
玄関扉等交換工事
(※6)
施工に起因する不具合漏水5年
手すり交換工事施工に起因する不具合新設・交換工事
に由来するもの 
2年

※ただし、製造者又は販売者の法律上・契約上の責任において負担すべき瑕疵は除きます。

(記載上の注意)

  1.  上裏・天井塗装は外壁に包含し、5年保証となります。美観上の塗装工事は対象外となります。
  2. 塗膜の変退色など機能・性能に影響のないものは保証内容には含まれません。保険法人により別途特約があります。
  3. ベランダ、バルコニー、テラスまたは屋上に取り付けられた手すりもしくは柵または階段(居住者の共用に供される階段に限る)、玄関扉(居住者の共用に供される部分に面した部分に限る)、もしくは防火扉の鉄部または手すり(土台含む)。これ以外の鉄部塗装工事は対象外となります。事象としては、発さびにより腐食し、ぐらつきの事象が想定されます。
  4. 保護塗装のみの場合は保険対象となりません。
  5. 10年特約は、施工基準に基づく仕様又は適用除外認定仕様(保険法人への申請により認定された仕様)の場合に限ります。
  6. いずれの工事もシーリング工事が行われた場合に、当該シーリング工事部分からの漏水が対象となります。

設備工事の場合

対象となる工事 一般的な保証内容かし保険の補償範囲かし保険の保険期間
給水管(設備)更生(更新)工事施工部位の再発漏水5年(特約付保の
場合10年※5)
灯油等管路工事剥離・膨れ・
著しい変退色(※2)
漏出5年
排水管(設備)更生(更新)工事剥離・発さび漏水5年(特約付保の
場合10年※5)
灯油等供給設備工事漏水・剥離・膨れ漏出5年
電気/給排水設備/灯油等供給設備工事漏水・剥離・膨れ機能不全5年
※ただし、電気設備の製造者又は販売者の法律上・契約上の責任において負担すべき瑕疵は除きます。

大規模修繕工事発注者様へのご案内

大規模修繕工事かし保険は、国土交通大臣指定住宅瑕疵担保責任保険法人が国土交通省の認可を受けて販売しています。かし保険は、修繕工事竣工後に「修繕工事箇所に不具合が発生した」場合に利用できます。
詳細は、一般社団法人住宅瑕疵担保責任保険協会 サイトをご覧ください。

※ 本会の正会員のうち、「住宅リフォーム事業者団体登録制度」の構成員として国土交通省に届け出ている。会員社には、元請物件のうち「戸当たり100万円以上(税込)」もしくは「総額1億円以上(税込)」の物件には、原則、大規模修繕工事のかし保険の付保が義務付けられています。発注者の意思でかし保険を不要とする場合は、書面(請負契約書、付帯不要通知書等)でその旨を示す必要があります。

本会は、建設業許可を取得している全ての施工会社からの「事業者登録申請」「かし保険申請」を受け付けています。
取次店 2社:ハウスプラス住宅保証株式会社 株式会社住宅あんしん保証  

Q1かし保険を利用するには、条件がありますか?
A1はい、あります。
保険申請は、施工会社が行います。その施工会社が利用する保険法人に事業者登録を済ませている必要があります。施工会社の事業者登録状況は、住宅瑕疵担保責任保険協会サイトで検索できます。登録事業者等の検索
保険申請は、工事着工前です。建物の現状検査が必要なため、工事着工後の申請は受付できません。
Q2かし保険料は、いくらですか?
A2保険料は、各保険法人が国土交通省の認可のもと設定しています。保険料算出に必要な情報が各社異なるため、同じ建物、同じ修繕工事内容でも保険料は異なります。随時、見積作成を受け付けていますので、施工会社に見積もりを依頼してください。
Q3かし保険証券は、いつ発行されますか?
A3保険証券は、竣工して引き渡しが完了してからになります。予定された全ての工事終了時には、保険法人が派遣する検査員による最終検査があります。最終検査後、施工会社から保険法人に必要な図書類を提出します。図書類が精査され、受領されたのちに証券発行となります。
施工会社宛に「大規模修繕工事かし保険証券」、管理組合(発注者)宛に「大規模修繕工事かし保険付保証明書」が発行されます。書類の名称は異なりますが、表紙等に記載される付帯保険内容、保険期間などは同じです。

※保険証券等が発行されるまでは、保険法人が発行する受理票等をもって保険申請が完了していることを証していますのでご承知おきください。


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